こんにちは、中年リール(@mez2fln)です。
1月もあっという間に過ぎ去ってしまいました。1月分配金や主に対応したこと周囲で起こったことなど、ソーシャルレンディング関連(と一部不動産クラファン含)のイベントを少し振り返ってみたいと思います。
目次
1月の分配金
分配金(税引前)は68,759円でした。
No | 事業者 | 分配金(税引前) |
1 | maneo | 10,171円 |
2 | クラウドバンク | 4,819円 |
3 | ラッキーバンク | 14,595円 |
4 | オーナーズブック | 18,377円 |
5 | クラウドリース | 14円 |
6 | LCレンディング | 2,864円 |
7 | プレリートファンド | 5,121円 |
8 | SBIソーシャルレンディング | 4,126円 |
9 | トラストレンディング | 3,391円 |
10 | SAMURAI | 5,281円 |
合計 | 68,759円 |
分配金推移は以下の通りです。
マネオファミリー分の分配は撤退を続けていることから順次減ってきているのですが、オーナーズブックの分配月だったこと、ラッキーバンクの最後のまとめ分配、SAMURAIの分配があったことで、若干多い月になりました。来月はマネオファミリーで新たに被弾した分(後述)も増えるので、もらえる額は2~3万と見込んでいます。
各事業者別対応、イベントなど
私が利用しているサービスの範囲内ですが、今月行ったこと、起こったことを紹介します。
ラッキーバンクの損失額は116万円で確定
ラッキーバンクで年間取引報告書が発行され、正確な損失額は1,160,623円ということがわかりました。
※上図はラッキーバンクより発行された年間取引報告書のスクリーンショットです。
こちらは確定申告の際に損失分として申告予定です。
また、1月21日のことですが、ラッキーバンクに対し集団提訴を開始した旨が1月21日のニュースで流れました。
TV TOKYO ゆうがたサテライト:【投資家45人が被害訴え提訴】
ラッキーバンクは昨年末に債権譲渡という手段によって強制的な幕引きをしたわけですが、被害を受けた方々はそれで終わりではありません。鈴木英司弁護士以外にも集団訴訟を取りまとめされている弁護士事務所があり、これからラッキーバンクに対していくつかの集団訴訟が始まるのかもしれません。
貸付ファンドの『Funds(ファンズ)』で投資
今年登場した新サービス Funds(ファンズ)にて、1月23日初回募集開始日に申し込みをしてみました。
※上図はFundsのマイページの画面(スマートフォン表示)です。
申込みができたのはアイフル1件のみ、他に募集されていた2案件(デュアルタップ、LENDY)は瞬殺してしまい申込みができずに終わりました。次回募集を狙いたいと思います。
尚、Funds(ファンズ)については解説記事を作成しましたので、もしよろしければこちらもご覧ください。
『CREAL(クリアル)』で投資を試みるも瞬殺、大型案件に期待
不動産クラウドファンディングのCREAL(クリアル)に投資を申し込むも瞬殺でした。1分以内に募集額満額まで到達していますので、競争が激化しているようですね。
以下はメインステージ押上Ⅳの申込み結果
CREALで19時から募集開始の案件、1分以内で満額成立してしまい本日は投資できず。#CREAL pic.twitter.com/Hy7qQQBjbt
— 中年リール (@mez2fln) January 21, 2019
この、中々投資がしずらい状況についてはCREALの運営会社であるブリッジ・シー・キャピタルも認識しているようで、朗報がありました。
以下、CREAL(クリアル)の公式ツイッターより。
今後、2月中旬に都内中古1Rマンション、2月下旬に大型物件のリリースを予定しており、 投資家の皆様に十分な投資機会をご提供できるよう、物件数の増加とともに、大型物件の募集を計画しております。
お客様からのご期待にお応えできるよう一層努力をしてまいります。今後ともよろしくお願いいたします— 【公式】CREAL(クリアル) (@CREALjp) January 28, 2019
瞬殺理由の一つに一回の募集額が少ない(1月はワンルームの一室が中心)ためすぐに埋まってしまう、というのがありましたが、近々大型物件が登場する予定とのことです。まだ詳細は出ていませんが、億越えの案件であることが予測されます。
CREAL(クリアル)は去年から投資できてなかったので、このお知らせは素直にうれしいと思いました。案件詳細が公開されたら投資判断したいと思います。
SAMURAI(サムライ)から初償還
昨年、投資をしたSAMURAI(サムライ)の1ファンドが運用終了して元本と分配金が合わせて償還されました。投資した案件は以下の2.1か月物です。
※上図はSAMURAIの分配金掲載画面です。
SAMURAIの画面にログイン後、”マイページ”→”取引履歴”→”分配・利金・償還履歴”から分配金の情報が見れるようになっています。
SAMURAIの分配方式は満期一括型であり運用終了のタイミングで分配金も支払われます。結果は30万円投資をして2.1か月運用で税引き前5,281円(税引き後4,203円)の利益となりました。更に昨年オータムキャンペーン期間中の投資も重なり、これより更にクオカードが3500円もらえています。かなりお得感があったと思います。 SAMURAIは主に短期物を主体にしたいと考えていますので、運用期間の短い案件が登場した際は投資を検討したいと考えています。
クラウドリースで延滞発生、そして被弾
マネオファミリーでまたも期失発生。今度はクラウドリースです。複数社一斉延滞となり、他ファミリーと同様の状況になってしまったようです。
運用予定表は 期失 表示に変わり、合計約21万が被弾しました。
クラウドリースの主な期失理由は以下の部分でしょうか(融資先によって内容が少し異なるようです。以下はDB社の例)。
以上の事業スキームによる資金支援に取り組んで参りましたが、この数か月間の資金調達環境の影響もあり、最終資金需要者からの資金ニーズに即応できるだけのファンド募集がしがたい状況となって参りました。かかる状況を踏まえまして、CrowdLease社としては、投資家の皆様からのファンド資金に加えて、別ルートによりCrowdLease社が調達した資金を原資とするといった代替対応策を採りながら、事業者DBを含む最終資金需要者の資金ニーズに対応し、資金支援を行ってまいりました。しかしながら、資金調達環境の変化については更に急激なものとなって参りました。
maneoマーケットのファンド審査が厳しくり、ファンド以外の手段で資金調達をしたものの結局延滞が発生になってしまった、という意味合いのようです。今後の回収見込みについては各社毎に検討されている対応があるようですので、引き続き動向を確認する必要がありそうです。
maneoで延滞発生、そして被弾
1月31日にはmaneoで延滞のお知らせがやってきました。こちらも運用予定表が期失表示になり、合計20万の期失です。
対象は【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド、総額16億円規模の延滞で、期失理由は以下の部分です。
不動産事業者DMは、対象不動産の売却による返済を想定しておりましたが、当初計画通りの売却に至りませんでした。
本件融資期間中、対象不動産の隣接地を他の不動産事業者が購入したことを契機とし、不動産事業者DMは隣地所有者と共同し、対象不動産及び隣接地を一体として売却する方針へ変更しましたが、売却に伴う調整事項の解消等に時間を要してしまい、期限での返済が履行できませんでした。現在、不動産事業者DMは売却予定先との売買契約を締結済みであり、売買契約に伴う手付金を受領済みです。3月下旬までを目途に最終の残金決済が行われる予定です。
案件募集時の計画と異なる『まとめ売り』に変更した結果、思ったよりも時間がかかってしまい延滞になりました、とのこと。本件、C社(リクレ)が把握していた上でのことか、DM社が独断でやったことなのか、ということはここでは書かれていません。幸いこの案件は売買契約締結済とありますので、ただの返済ずれのようですが、16億の金を扱うにしては少しお粗末な気がしました。
1月はクラウドリース、maneoと立て続けに被弾してしまいました。マネオファミリーは投資を一旦中止して順次撤退を進めていたのですが、逃げ遅れる前にその時は来てしまいました。取りうる手段は早めに撤退することだけですが、それまでの間、これ以上傷口が広がらないことを願うだけです。
ビットリアルティ審査落ち
新しいクラウドファンディング事業者が登場しました。国内大手アセットマネジメント会社であるケネディクス株式会社と野村総合研究所が協業して展開するサービス、ビットリアルティです。
さっそく登録を試みたのですが、こちらは残念ながら審査落ちでした。
推測ですが属性アンマッチだったのかもしれません(参考:年収:500万~700万、金融資産額:1000万~2000万、投資経験についてはほぼ無しを選択)。ビットリアルティの最低投資額は100万円となっていますので、推測ですがある程度会員の属性が良い必要があるのかもしれませんね。
選択肢が一つ減ったのは残念ではありますが、審査に合格しなかった事実は受け入れます。また『落ちる場合もある』というのはこれまで無かったので、経験にもなりました。
資産運用EXPOに出席
1月25日、クラウドバンクから送られてきた招待券を使って、『資産運用EXPO』という国内最大規模の投資の展覧会に参加してきました。色々な投資商品や講演会の聴講ができて私は楽しめた&勉強になったイベントでした。
クラウドファンディングのジャンルではクラウドバンク、RENOSY、FANTAS funding、CREAL(クリアル)などが参加していました。
資産運用EXPOに行ってきた時の所感等は以下の記事で紹介しています。よろしければご覧ください。
1月の投資案件まとめ
サービス | 案件名 | 利回り | 投資額 |
Funds(ファンズ) | アイフルビジネスローンファンド#1 | 1.8% | 100,000円 |
1月は上表の通り、Funds(ファンズ)に1件投資をしたのみで終わりました(不動産クラウドファンディングのCREAL (クリアル)はクリック合戦負けで申し込みに至らず)。
Funds、CREAL以外のメインの投資先としてソーシャルレンディングではOwnersBook (オーナーズブック)、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクを考えていますが、つの事業者に対する投資比率を高めすぎるのも悩ましいです(SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクについては融資先別で分散がしずらく、偏りができてしまっている可能性もあり)。
投資したい案件がなければ無理に入れる必要ありませんので、これについては機会を待つしかありません。というところで、機会を少しでも逃さないようにするためには日々の情報のキャッチは大事なのだと思わせます(私の場合は主にツイッターからの情報です)。
1月末時点の期失状況まとめ
事業者 | 案件名 | 投資元本 | ステータス |
ラッキーバンク | ※こちらに掲載しています | 170万⇒55.2万円 | 期失 ⇒ 終了 |
maneo | 【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド【第3弾】66号(案件1:C社、案件2:AN社) | 99,800円 | 期失(19/1/31) |
【不動産担保付き】1,200億円突破記念ローンファンド【第3弾】28号(案件1:C社、案件2:AN社) | 99,800円 | 期失(19/1/31) | |
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第4弾】10号(案件1:C社、案件2:AN社) | 119,687円 | 期失(18/11/01) | |
クラウドリース | 不動産設備賃貸事業ローンファンド【第3弾】4号 | 99,502円 | 期失(19/1/10) |
設備資金支援ローンファンド85号 第1次募集 | 108,501円 | 期失(19/1/10) |
※期失横のカッコ内の日付は延滞の発生連絡日
ラッキーバンクの終了分を除いて期失ステータスの金額合計は52万7千円です。
1月のポートフォリオ
2019/03/03追記: LCレンディングの金額誤りが見つかったため、円グラフ、図を修正しました。
1月末時点でのポートフォリオは以下の通りです
※上図はデポジット口座に入金済み且つ未運用額も含んだ合計
昨年末まではソシャレン&不動産クラファンの合計運用額は1100万程度あったのですが、合計すると大体350万ほど運用額が下がりました。主に以下の理由によるものです。
- ラッキーバンクの全案件終了(期失/早期償還) 約200万
- マネオファミリー(maneo/クラウドリース/LCレンディング)運用終了分 約120万
- samuraiの満期償還分 約30万
月別のポートフォリオ推移は以下のようになります。1月はかなり減ったことがわかりますね。
1月はFunds(ファンズ)で10万入れたくらいだったので、投資に対して各事業者の払い戻しのほうが圧倒的に多くこのようになりました。maneoファミリー撤退は引き続き続ける&今後の見通しも投資機会が減ることが予測されるため、運用額はしばらく1月時点と同水準か、これよりも減っていく可能性が見込まれます。
おわりに
1月は新しい事業者Funds(ファンズ)の登場、マネオファミリーの大規模期失、資産運用EXPOに参加等々、かなり慌ただしく過ぎ去っていきました。リピート系FXもそろそろ本格始動しよう(2月中には始めているかも)と思っています。
2月には確定申告をする必要があります(この記事を書いている2月11日時点で未対応ですが….)。ラッキーバンクの損失分は雑所得内の損益通算で一部還付金が見込んでいますので、こちらはきっちり申告したいと思います。
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